介護職員は、利用者介助の際に力を使いますので、腰痛になってしまう人が少なくありません。そこで、それを予防するためのポイントを、以下にご紹介しましょう。
1つは、介助時の姿勢に気をつける事です。例えば、腰を曲げて利用者を持ち上げようとすると、腰に強く負担がかかります。ですから、なるべく足を開き、腰の曲がりが少ない状態を作ると良いでしょう。また、利用者との距離を空けすぎると、これも同じく腰に強い負担がかかります。ですから、なるべく利用者とは接近した方が良いでしょう。
このように、とにかく「自分が楽な姿勢」を探して動作をする事が大切です。足の開き方や腰の曲げ方、利用者との距離等、色々な要素を検討し、自分に適した方法を見つけられると良いのではないでしょうか。
もう1つは、腰周辺の筋肉を柔らかく保っておく事です。そこが硬い状態が続いたり、それが蓄積したりすると、痛みを出すリスクが高まってしまいます。ですから、こまめに柔軟体操をして、できるだけ筋肉を和らげておくとよいでしょう。最近ではストレッチの方法をわかりやすく動画で説明してあるものもありますので、調べてみるのもよいのではないでしょうか。
また、寝られる時にしっかり寝ておくことも重要です。寝ている時は筋肉が重力から解放されてリラックスしますので、筋肉のはりも和らぐのです。逆に起きている時間が長いと、その間もずっと筋肉が使われる事になります。そうすると、蓄積したはりがとれにくくなります。ですから、睡眠不足は禁物なのです。
介護士の腰痛に関するサイト「
つらい腰痛に悩む介護士へ」もきっと力になってくれますので、こちらも併せてご紹介しておきます。